ねこま帝国!

働きながら子育ちをながめる

【4年プリント】1日1枚、漢字と計算問題やり直し

ギャングエイジな1号から毎日毎日「学校行きたくない」愚痴を聞くこの頃。

何を考えているか話してもらうのはありがたいので、そうかそうかと聞いていると、時々「割り算が難しい」「漢検なんて無理」という言葉も出てきます。

 

苦手ならドリルで練習しなよーと買って与えても、「やだ」「面倒くさい」と未着手のドリルが積み上がるだけ・・・。

夏休みは1日1題のどんぐりと、宿題以外の問題集も少し消化できたけど、学校が始まるとほぼ毎日宿題もあるし、なかなか追加のドリルまでやらせるのは難しい。第一、嫌々沢山やっても何も身に付かない。

 

学校では、小テストで一定以上の点が取れない子を対象に放課後行われる算数や漢字の補習に毎回捕まっているので、苦手なのは確か。

補習では丁寧に教えてくれるの?と聞くと、「ただプリントの問題やるだけ」とのこと。それって意味あるのか?(先生には気の毒ですが、毎回捕まっているので効果は全く感じない・・・)

 

  • 1回の量が少ない
  • 自分の子供がわからない部分に集中してある

 

そんな都合のいい教材はないものかーと模索した結果、どんぐり倶楽部の糸山先生や、小学校教師の杉渕先生が書かれた家庭学習の本を参考にプリントを自作することにしました。

 

作り方

本当はExcelがやりやすそうだったのですが、自宅のMacに入ってないのでNumbers(表計算ソフト)使ってます。

 

【漢字】

  • フォントを大きく
  • 漢字テストで間違えた問題
  • 見本を見て書く⇨翌日は見本なしで書く。間違えたら1回書き直し
  • 10回書くより1回丁寧に書く

 

【計算】

  • 表面は、算数の宿題やテストで間違えた問題。間違えたら翌日も同じ問題
  • 10マス計算のプリント(無料ダウンロード)から1問切り取って裏に貼る

 

フォーマットを決めてしまうと、あとは問題の入れ替えだけなのでそんなに時間がかかりません。

 

1日目

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見本ありの漢字。学校の漢字プリントでできなかったもの。

計算は学校のプリントで間違えていたもの。

 

2日目

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見本なしの漢字。「家」は間違えたので書き直し。

計算は前日の宿題で間違えたもの。

ちなみに前日は算数の宿題が多くてドリル3〜4ページやってましたが、翌朝には解き方忘れてました。

 

3日目

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漢字は学校の漢字プリントでできなかったもの。前の日に間違えた「家」を追加して完了。

計算は前日と同じ。

「昨日と同じ問題じゃん!」と気付いてました。「だから解けるでしょ〜?」と、しれっと。

沢山のパターンをやるより、一問をちゃんと解けるまでやる。

 

 

問題をいちいち考えていると大変なので、過去のテストや学校のドリルから拝借します。

 

どんぐり倶楽部では間違えた問題を「分からん帳」に貯めることになっており、満点じゃなかったテストを一応取っておいたのが功を奏しました。

仕事から帰ってやる宿題の丸つけも面倒だな〜と思っていたけど、プリントのネタになるので、間違えてくれると「よしきた!」という感じに笑

 

裏面に10マス貼ってます。f:id:nekomateikoku:20181013091934j:image

 

100マス計算は高速反復学習のため思考力を奪うとして、「ゆっくり、じっくり」を大切にするどんぐり倶楽部ではNG扱いですが、陰山先生の本も読んでみると、100マス計算が単なる「作業」になってしまってはいけない、ということが書いてあります。

 

必ず時間を測り、「よーい、スタート!」の声に気合いを入れる。

やらせればいいわけじゃない。

 

算数がなぜ苦手か、1号本人に聞いたり、間違いの傾向を見ると、授業の内容はわかるのだけれど、テストで時間制限があると慌ててしまう。また、計算の単純ミスが多い。どんぐりの問題をやっていても、せっかく絵が描けているのに、掛け算の筆算で間違えることがある。

 

なので、1号の場合は、10マス計算で、時間制限+計算に対する耐性を強められるかなと。

 

いつやるか

「朝早起きして10分ドリルをやったら、朝食ができるまでテレビを見て良い」ルールを設置したら1号が朝5時〜6時に起きてくるようになったので、テレビの前に1日1枚プリントを追加。

 

動機付け

ちょうど会社でお取引先の記念品(シ●バニアファミリー)をいただいたので、「プリントをやらなかったら返してもらう」条件で1号にあげました。

ご褒美は後払いだと「まあいいや」となることがあるので、先払いが良い時もあります。(まだ入手していないものを逃すより、すでに入手したものを手放す方が心理的に痛みが大きいんだそうな)

 

やらせ方

子供の好きなところから。

10マス計算は、「よーい、スタート!」を言ってあげて、必ず時間を測ります。前日よりタイムが短くなっていたら褒める。これでテンションが少し上がります。

 

始めてみると

杉渕先生の本を読んで、ゆとり教育の反動で今の小学校では進度が速くなり、英語やらパソコンやらの時間も増え、昭和の時代と違って土曜授業も月1回程度のため、昔のように時間をかけて繰り返し教えていない、ということを知りました。

 

1号の通う公立小学校を見ても、昔と違って授業内で話し合いの時間を多くしたり、体験や対話を重視するようになったと感じる。

 

反面、「授業でやったことの定着は家庭でやってください」となっているんだなあと(気付かなかった・・・)。

 

昭和世代の親は「学校の宿題がなんでできないの?」とか「学校の勉強なんて子供の自己責任、親が見たりしない」とか言いがちですが、自分の頃と同じと思ってはいけない。

 

「親は教師じゃないんだから、子供に教えるなんて無理」という「教える」ことへの苦手意識や、「教えられる」ことへのトラウマがある人もいるかと思います。(私もそうです)

 

だからつい、子供が1人でできそうな問題集を買ったり、塾に連れて行ったり、「他人任せ」にしてしまう・・・。

 

でも、必要なのは、子供が間違えたところ=つまずいているところを少しずつ、何度もやる。できなかったら1年生の範囲まで戻る。

あれもこれもできるようになって、すぐやって、と、欲張らない笑

これだけなら、「教える」が苦手な親(私)でもできるかなあというわけで、しばらくプリント作りを続ける所存です。

 

↓参考書。ユニット学習を研究されている杉渕先生の本。具体的で良い!